スペースストーカー


私がイベントに受かってもスペースNo.をおおっぴらに晒さなくなった理由。
それは「私とつきあっていると勘違いした男」にスペースストーキングされたことがあるからです。
それも、私と女子高生と二股かけてると思い込んでたました。
当時、二次もBLもやっていなかったのでネットで知り合った人にも教えてましたし、遊びに来てもらって和気藹々としてたんですけどね。
それができなくなったのはさみしいものです。
非コミュだけど、同人繋がりって気楽に会えるクラスタだったのになっ。

夏コミ受かったよ

去年の夏は当選、冬は落選。
ここ数年「2回落選したら3回目は不備がない限り当選させてもらえる」という都市伝説の法則でしか受かってなかったんで、その法則で行くと落選か?と思ったけど、無事スペース取れました。
土曜日です。
とりあえず、スパコミでなくなった本の再版の手配をしないと。
そして、新刊をどこの印刷屋さんに頼むか検討しないと。目指せ、2冊である。
つか、今ジャンルはイベント参加2回なのに既刊が4冊あるんだぜ。
夏に2冊出せたら半年で6冊と言うハイペース。
がんばる。

古いフォントは使えないらしい


PDFでオンライン入稿をしたら、印刷屋さんからお電話が。


「フォントが埋め込まれてないようなんですが。特殊字体は大丈夫はきちんと埋め込まれてるんですが、明朝とかVistaに搭載されているフォントが埋め込まれてないようで……」


は?
PDF入稿の時の注意事項に「システムのフォントに置き換える」からチェックを外すというのがある。
はずしとかないと特殊字体がシステムフォント(MSP明朝等)に置き換えられるのである。
そのチェックはちゃんと外したが、逆にシステムフォントが使えないことなんかあるのかぁ?
と、頭ははてなマークで埋まったが「とりあえず、もう一回確認します」と言って電話を切って、確認作業に入った。


埋め込まれてないフォントのうちの一つが「FGP平成明朝W5」であった。
受付の方はこれをMSP明朝と見間違えたらしい。
そこにいたって、フォントリストを見て「サブ埋め込み」を確認したところ、埋め込まれてないフォントがちらほら。*1
ちなみにシステムフォントであるMSPゴシックはきちんと埋め込まれていた。
ダウンロードしてきた、特殊フォントもすべて埋め込まれていた。


なんだ、これ?


画面の前にしばし固まるも、見ているうちに段々謎が解けてきた。
名称に「FGP」とついたフォントがことごとく埋め込まれてない。
これって、あれだ。
Win95時代に購入したフォントだ。


まだ、こんなに無料フォントがダウンロードできなかった時代に当時の彼氏が買って来てくれたものだった。
それを愛用してたので、今のVista機にも放り込んだら使えたので、そのまま使っていたのである。
けど、ワープロソフトでは使えても、フォトショップでは使えないフォントがあったよな。
フォントは山ほど持っているので、その件はさほど気にしてなかったんだけど、古いフォントは使っちゃいけないのね。
FGPが何を指すかわからないけど」
ゴシックや明朝系フォントもどこからか落として来よう。


結局、原稿の方は埋め込めないフォントを他のフォントにすることで無事入稿。
本を作る際は、自分なりのテンプレみたいなものがあって、それを全部埋め込めるフォントにするのにはちょっと苦労した。


使えないフォントをおいとくのもなんなので、ヒマを見つけてフォントデータ消そうっと。
そもそも、古いフォントをインストールしたのがまずかったと反省してる。


不慣れな私に優しく対応していただいた印刷屋さんの受付の女性の方ありがとうございました。

*1:もっと早く見ろって話です

なぜ女性向けジャンルでは男の売り子がダメなのか?

少ない身内から聞いたところによると、その理由は。
男性は、高確率で作者ではない、萌え話ができそうにない、なんとなく男の人からホモ本を買うのは恥ずかしいからだそうです。


女性向けジャンルに来る前は、男性客の多いジャンルで活動してました。
サークルさんも男性が多くて、知り合いの大半が男性。
そのうち、相方(女)が結婚を機に引退してしまったので、知り合いの男性に売り子をやってもらってました。
女性向けに転向した時も、引き続き同じ人に売り子をやってもらいました。
が、サークル参加して気づきました。
参加した女性向けジャンルでの男性率の低さ、というか、ほぼいないこと。
低いのはまだ想像つくとして、男性売り子が「空気」扱いだったのがびっくり。


うちの売り子さんは、作品そのものは好きだしBLもばっちこい、人柄も大変人懐こい人なんですよ。
女性向けに参加した初回、お隣のサークルさんもフレンドリーな方で今でも親しくしていただいている数少ないサークルさんなのですが、その人達ですら売り子さんとは全く話をせず。
こちらから「前ジャンルから手伝ってもらってるんですよ。相方引退しちゃって」と言ったら「ああ、そうなんですかー」と返って来ただけど、それ以外、付き合いは長いけれど売り子の話をしたことは一度もありません。


自分が買い物をしたいから売り子さんを頼んだ訳なんですが、売り子さんの話によると、私がスペースにいない時にはお客さんはスペースによりつかないという話なんですよ。
作品そのものは男性ファンもめちゃくちゃ多いので、あんまり気にせずに男性の売り子さんに頼んでしまったけれど、人が来辛いらしい。
ジャンル転向したらスペースも忙しくなくなったので、売り子さんには正直にお話して遠慮していただきました。
その売り子さんとは細々とつきあいが続いてます。


もう一つ女性向けに参入して驚いたことは、女性向けでは自分の好きなジャンル以外は見向きもされないってことでした。
当たり前と思うなかれ、男性客の多いジャンルの頃は、似た傾向の番組や作品の本なら申し込みジャンルと違っていても通常通りに刷けました。
例えて、言うなら『ハートキャッチプリキュア』のスペースで『スイートプリキュア』の本を売っても……ああ、これはさすがに一緒すぎか。


具体例を出しますけど、ライダーでスペースを取った時に一緒に同時期放映の戦隊物の本を出したことがあるんですよ。*1
自分的には両方見てる人が多いだろうと思った。
のに、戦隊ものは完全スルーで驚きました。
男性客は作者につくけど、女性客はジャンルにつくってこれかーー! と実感しました。*2
私自体は作者についちゃう人で、好きな作者さんの本なら逆カプも平気、知ってるジャンルなら全部買っちゃうよ、オリジナルバッチコイ。
そういうのダメな人多いんですね、同人板とか見てても。


女性向けはジャンルの切れ目が縁の切れ目と申します。
数少ない友達とはジャンル変わってもアフターしたりしてますけど、地方の人ばかりなので、いつもイベントに一緒に出れる訳ではなく。


何が言いたいかと言うと。


3月に新ジャンル参加するんだけど、売り子になってくれる人がぜんっぜんいない!
新ジャンルだから、私も買いものに出たいんだよぉおおおおお!!
参加サークルさんに総当りかけたいんだよぉおおおお!


という話です。
女性向けだとおおっぴらに募集かける訳にも行かないしねー。
そもそも女性向けの原則に従って、同人関係サイト以外では自分も参加ジャンルを表明してないしねー。
男性客の多いジャンルでの活動期間の方が長いので、今にいたっても女性向けの風潮に慣れなかったりしますよ。
女性向けに転向したら売上激減したので、自分の書くものって女性向けに向いてないのかしらーと凹むこともあります。
ホモ書くの向いてないのかなー?
ま、それはさておき。
売り子はダメ元で相方に頼んでみよう。

*1:日曜の朝に7時半から戦隊もの、そのすぐあとにライダーをやっている。

*2:大手さんとか、もっと上手い人なら別でしょうが

不幸な私と幸せなあなた


※これから書くことは当時の精神状態で思ったことを書いたもので、現在では自分の中でも受け取り方が違います。


もう10年以上前にカウンセリングに通っていた。
通っていた心療内科の先生に勧められたからだ。
そのカウンセリングは医療機関には付随しておらず、マンションの一室を協働で借りて開いているものだった。
最初は45分1万円という料金の高さに二の足を踏んでいた。
ほど近く異動になり慣れないうちに仕事の失敗でパニックに陥った時に発作鄭に予約の電話を入れてしまった。
その時は藁をもすがる気持ちだった。
依存心がかなり高かった時期である。
カウンセリングに受けに行った初回に、カウンセリングがどういうものか説明された。
細かい部分は覚えてないのだが、あなたにとって楽しいことばかりではない、辛いこともあると宣言された。
されたのであるが、私の頭の中にあったカウンセリングのイメージを変えることがなかった。
「けして相手を否定しない」「患者の意見をとことん聞く」というそういった学生時代に勉強した優しく話を聞いてくれるカウンセリングのイメージを持ったままだった。
しかし、実際始まってみると(自分にとっては)『否定の連続』だった。
私の担当はけして優しい口調では話さず、終始つっけんどんな冷たい口調だった。
その口調で私が話すことを否定する。
曰く「あなたはそう思ったかもしれないけど、相手はそうは思ってはいないんじゃないの?」
曰く「あなたの思い込みだけで判断していて、客観的な根拠はないのに、なぜ断言ができるの?」
曰く「あなたがいいと思ったことでも、相手にとってはそうではなかんじゃないかしら?」
違うというのなら、何が正しいのかを問うと、カウンセラーはそれは自分で考えることだと言った。
今思うとそれは至極ごもっともな意見だ。
しかし、当時はそんな冷静な判断はできない状態だった。
その時の精神状態では『否定されているだけ』だとしか思えなかった。
当時は私は『救い』が欲しかった。
それなのに、否定ばかりされて、それから逃れられる術は教えてもらえなかった。
あまりに否定されてしまうので何を言っていいかわからず黙ってしまう。
45分間、最初から最後まで、ずっと黙っていても、カウンセラーは何を促すこともなく、終了時間になると料金の領収書を切ってカウンセリングを終わらせた。
これではいけないと思い、話すことを事前に用意していくと、今度は「話すことを用意してきたわね。それじゃあカウンセリングの意味がない」と言われた。
打ちのめされ途方にくれた。
どうしていいかわからなかった。


ある時、起きられずに遅刻をした。
終了時間ギリギリにたどりついて、それを説明すると「ここに来たくなかったから起きられなかったんじゃないの」と言われた。
相変わらずのつっけんどんな口調で。
その台詞に当時の私はかなりショックを受けた。
カウンセリングをサボりたくて(私の意志で時間通りに)来なかったと言われたと思った。
その日、私はずるずると布団の中で寝ていた訳ではなく、夜寝て、起きたらお昼だったのだ。
薬を余分に飲んだ訳でもなく、自分でも全く起きられなかった原因がわからなかった。
カウンセリングが嫌で来なかった訳ではなかった。
なぜ、そういうきめつけをするんだろうと思った。
すぐ時間が来て、1万円を払って終了になった。


それから数回後、私の前に人のカウンセリングが遅れた。
前の人が女子高生だったのを今も覚えている。
15分過ぎて呼ばれて予定時間に終了した。15分少ないカウンセリングだったにも関わらず料金は1万円取られた。
カウンセラーの都合で遅れたのに?
なぜ?
私の時は容赦なく打ち切ったのに。
そして、しばらくしてカウンセラーの都合でカウンセリングが2回分休みになった。
ほっとする気持ちがあった。
再開したカウンセリングで、私はカウンセラーの指に結婚指輪を見つけた。
カウンセリングは結婚式や新婚旅行で休みになったんだろう。
何をしても話しても否定をされるカウンセリングが続く。
そのうちカウンセラーのお腹が膨らんできた。
否定され続ける日々。
日に日に膨らむカウンセラーのお腹。


私はカウンセリングをやめることを申し出た。


当時は1万円のカウンセリング料金が負担に思えてきたからと自分に納得させた。
それ以外にカウンセリングが嫌だという言う理由をうまく自分の中でも解釈できていなかった。
今ならわかる。
当時20代でまだまだ結婚に憧れもあった。幸せの象徴だった。
「否定され続ける自分」と「幸せの象徴の妊娠」の差に耐えられなかったんだと思う。


数年後にまたカウンセリングを受けたけれど、その先生は暖かく優しく励ましてくれる先生だった。
私が授業で習った通りのカウンセリングだった。
偉いね、がんばってるね。もうちょっといい方に考えると幸せになれるよ、と笑顔で接してくれる先生だった。
カウンセリングにも流派があるんだろうかとも思うが、心理学については選択授業の一環で習っただけなので、詳しくはわからない。
でも、他の人には10年前のカウンセラーは勧めたくないし、他の人に10年前のカウンセラーのような態度を取ろうとも思わない。

『楽しい』のギブアンドテイク

先日、感想ブログのメールフォームからファンメールをいただいた。
簡潔に「いつも楽しませていただいている。これからもがんばってください」的なことが数行書いてあり、返信不要にチェックがつけられていた。
返信不要だったので、ありがたく拝聴して、それで終了していたんだけれど、時間があったので返信してみた。
こちらも簡潔に「励みになります。ありがとう。返信不要ということでしたが、嬉しかったので返事をしました。驚かせたらすいません」的なことを数行。
そうしたら、返事が返って来て「コメント慣れしていないので、返信不要で送ってしまったが、返事をもらえて、とても嬉しい」と、本当に嬉しそうに書いてあった。
それを読んで私も嬉しかった。


拙ブログを楽しんでいただいていることがわかっただけで嬉しいのだが、向うから送ってきた行数も少なかったので簡潔で書いたのに、それでもとても喜んでもらえた。
これからはまめに返信しようと思った。
非コミュの自分でも、こんな風に向うからのアプローチからだと気楽に返事ができる。
メールの内容から好意的なことがわかるので、敷居がとても低くなる。


いや、しかし、待てよ。
向うにとっての『最初のアプローチ』はこっちからなんじゃないか?
メールをもらった人にピンポイントではないけれど、感想記事を書いて外部に向けてアプローチしたのはこっちからなのだ。


たかが感想記事、されど感想記事。
その書き方には小説を書く時のように読みやすい記事構成・手法を心がけている。


まず、冒頭にツカミを入れる。
ネガティブな表現はなるべく使わないようにする。
書きたくなっても、言葉を選ぶことによって、読む人にネガティブな印象を与えないようにする。
おもしろくなくて、どうしようもなかったら、感想を書くことそのものをやめてしまう。
こちらを持ち上げるためにあちらを下げるような書き方は絶対しない。
そうやって、こちらから閲覧者に対して「楽しい」を届けようとしているから、向うからも「楽しい」とか「嬉しい」とかを返してもらえるんだろうな。
「楽しい」のギブアンドテイク。


書くこと以外で「楽しい」を与えることが難しい自分だが、これからも楽しんでもらえるよう感想記事を書いて行きたいと思う。
はてダのブログ説明に「サービス精神にかけたブログですいません」と書いてあるのは、感想記事に比べるとそういう気づかいなく書いているからである。