老眼だと言われて


老眼鏡とは言わんが、手元重視の弱い度数の眼鏡を作ることになりました。
その眼鏡でも見えなくなったら、老眼鏡を作れと言われました。


その発端は疲れ目がひどくて眼科に行ったこと。
PC画面を見る仕事が多いせいか頭痛の頻度がひどくなった。
PC作業の後は遠くが見え難い等訴えたところ、担当医が


「年齢も年齢ですからねぇ」


から始まって、要はピント調節機能が落ちている、今の近眼眼鏡では近くが見えづらいから、老眼鏡はまだ早いが近くが見えるように度を落とした方がいいっちゅーようなことを言われたのですよ。
「老眼鏡はまだ早い」と言いつつ、老眼鏡にした方が楽だよ、というニュアンスを匂わせつつ。


この年で? と思った。
周りの年上の人にも相談したところ、まだいいんじゃないの? と驚かれた。


ただ、目をよく使う人は老眼がすすみやすいと担当医は言う。自分の半端ない目の酷使っぷりを思えば納得せざるを得ない。仕事でもPC三昧。休日も原稿書きのためにPC三昧。
目の奥が痛くなることも多い。


度数を落とすと遠くが見えなくなる。遠くが見えなくなるとライブイベント*1などでステージが見えなくて困る。
担当医が「ギリギリ今の眼鏡でも大丈夫ですけどね」とも言うのでズルズルと眼鏡を新しくしないでいた。
だが、疲れ目のもう一つの原因であるドライアイ用の目薬をもらうために眼科に通う度に言われる。


「手元の見やすい眼鏡を作った方がいいんですけどねぇ(言外に「早く老眼鏡にしたら?」)」
言い方が、嫌そうな感じで、その感じを伝えるために言語化すると「えー? まだ作んないのー? 前にも言ったじゃーん。老眼なんからしょうがないでしょー。(早く老眼鏡にしちゃいなよ)」な、感じ。


疲れ目による頭痛も一向に治らないので、この痛みが少しでも和らぐならと手元専用の眼鏡を作るようにした。
「ああ、ちくしょう、この野郎作ってやらぁあああ」とやけくそ気味に。


「度数が弱いのを作ろうと思います」と言ったら、なぜか担当医が満面の笑顔で「お、作りますか! 作った方がいいですよ〜」と明るい声で言いました。そんなに作らせたかったんかい。


その後、検査室に行き、眼鏡の度決め。
気分はドナドナ。


ご他聞に漏れず、私も30前後に自分の年齢に対してちょっと暗い気分になりました。
あれがもう一回やって来るとは思いませんでした。
度数を下げた眼鏡も合わなくなる頃には老眼鏡をかけないといけないんですよ。
その時にもう一度凹むのでしょうか?


検査室でがっくり肩を落とす私の横で検査師さんが言います。


「あの〜。度数下げなくてもいいんじゃないですか?
 パソコンでお仕事なさってるんですよね? 下げると逆に醜くなると思うんですけど」


いやいやいやいや、度数を下げろと言ったのはあんたんとこの先生ですよ、今更下げなくていいってどういうこと?


「うーん、それは書類を書いたりする、もっと近距離でするお仕事用じゃないでしょうか?」


いやいやいやいや、仕事はPC作業が多いから目が疲れるって毎回言ってますよ?


しばらく押し問答状態だったんですが、検査師さんがとうとう「先生はそう言ったかもしれませんが、私は下げない方がいいと思います」と発言。
結局、少し弱めた度数の眼鏡と今の眼鏡をかけ比べて、どっちが見やすいかの検査を時間をかけてして、今の眼鏡の度数で行くことにしました。


何のために眼科に行ったんだ?
診療費が全くの無駄になった訳です。
金銭よりも毎度毎度「老眼鏡」の話をチラつかされて、精神的に傷ついたから損害と賠(ry


病院を変えるべきかと思った。
土日もやってるから通い易くて長年使ってた病院だったのだが。
本当に老眼鏡を使わないと仕事に支障があるのならともかく、それ以前の状態で「老眼」「老眼」言われるのは堪えますよ、ええ、人並みに。


老眼レベルは、前は携帯を顔から10センチ離れたところでも見えたが、今は見えない、というレベルです。
前よりも手元は見え難いです。


眼鏡自体は新しいのを作ることにしました。
レンズも最新のゆがみが少なく薄く作れるレンズ(すごく高い)、ツルは特殊合金で柔らかく顔の側面にフィット、レンズとの接触部分でも最新技術で緩み難く作られている分軽量(少し高い)、という目のことを考えて金を惜しまずに作りました。


眼科で感じたストレスの発散だったかも。
これで疲れ目が消えるといいんですが。

*1:主にG○ッソ