『楽しい』のギブアンドテイク

先日、感想ブログのメールフォームからファンメールをいただいた。
簡潔に「いつも楽しませていただいている。これからもがんばってください」的なことが数行書いてあり、返信不要にチェックがつけられていた。
返信不要だったので、ありがたく拝聴して、それで終了していたんだけれど、時間があったので返信してみた。
こちらも簡潔に「励みになります。ありがとう。返信不要ということでしたが、嬉しかったので返事をしました。驚かせたらすいません」的なことを数行。
そうしたら、返事が返って来て「コメント慣れしていないので、返信不要で送ってしまったが、返事をもらえて、とても嬉しい」と、本当に嬉しそうに書いてあった。
それを読んで私も嬉しかった。


拙ブログを楽しんでいただいていることがわかっただけで嬉しいのだが、向うから送ってきた行数も少なかったので簡潔で書いたのに、それでもとても喜んでもらえた。
これからはまめに返信しようと思った。
非コミュの自分でも、こんな風に向うからのアプローチからだと気楽に返事ができる。
メールの内容から好意的なことがわかるので、敷居がとても低くなる。


いや、しかし、待てよ。
向うにとっての『最初のアプローチ』はこっちからなんじゃないか?
メールをもらった人にピンポイントではないけれど、感想記事を書いて外部に向けてアプローチしたのはこっちからなのだ。


たかが感想記事、されど感想記事。
その書き方には小説を書く時のように読みやすい記事構成・手法を心がけている。


まず、冒頭にツカミを入れる。
ネガティブな表現はなるべく使わないようにする。
書きたくなっても、言葉を選ぶことによって、読む人にネガティブな印象を与えないようにする。
おもしろくなくて、どうしようもなかったら、感想を書くことそのものをやめてしまう。
こちらを持ち上げるためにあちらを下げるような書き方は絶対しない。
そうやって、こちらから閲覧者に対して「楽しい」を届けようとしているから、向うからも「楽しい」とか「嬉しい」とかを返してもらえるんだろうな。
「楽しい」のギブアンドテイク。


書くこと以外で「楽しい」を与えることが難しい自分だが、これからも楽しんでもらえるよう感想記事を書いて行きたいと思う。
はてダのブログ説明に「サービス精神にかけたブログですいません」と書いてあるのは、感想記事に比べるとそういう気づかいなく書いているからである。