古いフォントは使えないらしい


PDFでオンライン入稿をしたら、印刷屋さんからお電話が。


「フォントが埋め込まれてないようなんですが。特殊字体は大丈夫はきちんと埋め込まれてるんですが、明朝とかVistaに搭載されているフォントが埋め込まれてないようで……」


は?
PDF入稿の時の注意事項に「システムのフォントに置き換える」からチェックを外すというのがある。
はずしとかないと特殊字体がシステムフォント(MSP明朝等)に置き換えられるのである。
そのチェックはちゃんと外したが、逆にシステムフォントが使えないことなんかあるのかぁ?
と、頭ははてなマークで埋まったが「とりあえず、もう一回確認します」と言って電話を切って、確認作業に入った。


埋め込まれてないフォントのうちの一つが「FGP平成明朝W5」であった。
受付の方はこれをMSP明朝と見間違えたらしい。
そこにいたって、フォントリストを見て「サブ埋め込み」を確認したところ、埋め込まれてないフォントがちらほら。*1
ちなみにシステムフォントであるMSPゴシックはきちんと埋め込まれていた。
ダウンロードしてきた、特殊フォントもすべて埋め込まれていた。


なんだ、これ?


画面の前にしばし固まるも、見ているうちに段々謎が解けてきた。
名称に「FGP」とついたフォントがことごとく埋め込まれてない。
これって、あれだ。
Win95時代に購入したフォントだ。


まだ、こんなに無料フォントがダウンロードできなかった時代に当時の彼氏が買って来てくれたものだった。
それを愛用してたので、今のVista機にも放り込んだら使えたので、そのまま使っていたのである。
けど、ワープロソフトでは使えても、フォトショップでは使えないフォントがあったよな。
フォントは山ほど持っているので、その件はさほど気にしてなかったんだけど、古いフォントは使っちゃいけないのね。
FGPが何を指すかわからないけど」
ゴシックや明朝系フォントもどこからか落として来よう。


結局、原稿の方は埋め込めないフォントを他のフォントにすることで無事入稿。
本を作る際は、自分なりのテンプレみたいなものがあって、それを全部埋め込めるフォントにするのにはちょっと苦労した。


使えないフォントをおいとくのもなんなので、ヒマを見つけてフォントデータ消そうっと。
そもそも、古いフォントをインストールしたのがまずかったと反省してる。


不慣れな私に優しく対応していただいた印刷屋さんの受付の女性の方ありがとうございました。

*1:もっと早く見ろって話です